Samba 3.0.2a は、特にpdbedit を用いて Samba の tdbsam バックエンドに対してサニタイジング (--force-initialized-passwords) を行なった際の問題点を修正するため、 Samba 3.0.2 のコードに修正を行なったマイナーリリースです。 これは Samba の安定版リリースの最新のものになります。 このバージョンは、現在確認されているすべてのバグ修正を適用するために、 業務に利用しているすべてのSambaサーバにおいて実行すべきものです。
Attention! Achtung! 注意!
Samba 3.0.2 以前において、パスワードの最終更新時刻(smbpasswd における LCT-XXX、 ldapsam における sambaPwdLasstSet など)がゼロ(0)のアカウントのパスワードは、 初期化されていないと判断されてしまっていたため、こうしたアカウントに対する認証が失敗していました。 このため、適切なパスワードを設定した場合、最終更新時刻を 0 以外に設定する必要がありました。 この操作を行なわない場合は、'pdbedit --force-initialized-passwords' を実行することによりこれらのアカウントを無効とし、パスワードハッシュを 'X'の文字列に設定することが可能です。
ソースコードは、以下からダウンロードすることが可能です: http://download.samba.org/samba/ftp/
展開された tar ボールとパッチファイルは、GnuPG によって署名されています。Samba 公開鍵は以下から入手可能です: http://download.samba.org/samba/ftp/samba-pubkey.asc
バイナリパッケージは、以下から入手可能です: http://download.samba.org/samba/ftp/Binary_Packages/
Samba 3.0.2 からの更新内容に関する CVS ログの簡略版は、ChangeLog-3.0.2-3.0.2a という名前で同じディレクトリに存在します。 リリースノートはオンラインでも以下から参照可能です: http://www.samba.org/samba/whatsnew/samba-3.0.2a.html
従来通り、すべてのバグ(https://bugzilla.samba.org/)は、我々に責任があります。
--Enjoy The Samba Team