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日本 Samba ユーザ会 (Samba Users Group Japan)

初心者向Sambaインストールガイド 商用UNIX編

商用UNIX編

2002.05.16改定

ここではSamba 2.0のインストール方法を紹介します。
Samba 1.9.18以前のものには当てはまらないので注意下さい。
なお、Linuxを使用している方は、Linux編を参照下さい。

必要環境

Sambaをインストールするには、以下が必要です。

  • ANSI準拠のCコンパイラ
    Cコンパイラが導入されていなかっったり、ANSIのCコンパイラが別オプションとなっているものもあります。
    その場合は、GCCを導入しましょう
    時々、環境変数 PATH にコンパイラへのパスを設定し忘れている方がいます。確認しましょう。(特に、rootユーザ)
  • GZIPコマンド
    拡張子が、gzのファイルを展開するのに必要です。
    ftp://ftp.gnu.org/pub/gnu/gzip/ などから入手できます。
  • /usr/local
    /usr/local が存在しなければ、ディレクトリを作成します。
    mkdir /usr/local

Sambaのインストール

  1. ソース・セットのダウンロード
    ftp://ftp.samba.org/pub/samba/samba-latest.tar.gz をダウンロードします
    (拡張子が.tar.gzであること確認しましょう)
     
  2. アーカイブの展開
    GZIPと標準のtarコマンドで
    gzip -dc samba-latest.tar.gz | tar xvf -

    と展開するか、またはGNU TARを使って

    tar xvzf samba-latest.tar.gz

    と展開します。
     

  3. Makefileの作成
    ソースディレクトリに移動し、configureコマンドを起動し、Makefileを自動生成します。
    cd samba*/source
    ./configure

     

  4. コンパイル
    make

     

  5. インストールUNIXのrootユーザで行います

    以下でインストール実行

    make install

    /usr/local/samba/var/locksが存在しなければ、ディレクトリとSTATUS..LCKファイルを作成します。

    mkdir /usr/local/samba/var/locks
    chmod 755 /usr/local/samba/var/locks
    touch /usr/local/samba/var/locks/STATUS..LCK

     

  6. /etc/services の変更

    NetBIOSとSWAT用のサービスを /etc/services に追加します。以下の3行を追加してください。
    (NIS等を運用している場合は NIS の servicesにエントリを追加して下さい)
    netbios-ns  137/udp
    netbios-ssn 139/tcp
    swat        901/tcp
    

    注意: UNIX の種類によっては、 netbios_ns (アンダースコア '_' に注意) というエントリが最初から /etc/services に存在する場合があります。
    その場合は、/etc/services と /etc/inetd.conf でエントリ名が一致するように修正してください。  

  7. /etc/inetd.conf の変更
    inetd から smbd, nmbd ,SWATを起動するため以下の3行を追加してください。
    コマンドパラメータは必要に応じて追加してください。
    また /usr/local/samba/bin も実際のマシン環境に合わせて変更してください。
    netbios-ssn stream tcp nowait     root /usr/local/samba/bin/smbd smbd
    netbios-ns  dgram  udp wait       root /usr/local/samba/bin/nmbd nmbd
    swat        stream tcp nowait.400 root /usr/local/samba/bin/swat swat
    
  8. inetd に HUP を送信
    inetd をリスタートする為に, inetd のプロセスに HUP を送信します。
    kill -HUP  (inetdのプロセス番号)

    inetdのプロセス番号は、ps -ef | grep inetd などで調べます。
    (psのオプションはOSによって異なります)

  9. SWATによるsmb.confの作成

    WindowsクライアントのNetscapeやMSIEから以下で接続します。
    http://Sambaマシン:901/

    パスワードを聞いてきたら、ユーザ名にroot、パスワードにrootのパスワードを入力します。

    client code page=932
    coding system=euc
    (またはhex,cap,sjisなど)

    を追加するのを忘れないようにしましょう。
     

*注1)SWATでは、TELNETやFTPと同じようにパスワードがネットワーク上をプレーン・テキストで流れます。
インターネットに公開するサーバでは、SWATを使用しない方がいいでしょう。
イントラネットで使用する場合も、TCP Wrapperなどでアクセス制限をしたほうがいいかもしれません。

*注2)クライアントがWindowsNTおよびWindows98の場合は、以下の対処が必須ですので参照下さい。

Windows98 , WindowsNT4.0 , Windows2000での注意事項


小田切 耕司 odagiri@samba.gr.jp
https://www.samba.gr.jp/



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2024-01-16 22:53:33 JST 更新