From - Sun Dec 19 21:22:08 1999 Date: Sun, 19 Dec 1999 20:43:13 +0900 From: Koji Odagiri Subject: [samba-jp:04213] LC99 Report No.1 To: samba-jp@ns.ribbon.or.jp Message-Id: <199912191143.AA00073@odagiri.cityfujisawa.ne.jp> こんにちは、小田切です。 12/17.18とLinuxConferecnce'99が開かれましたが、皆さん参加されたでしょうか? # Real中継見ましたか? いろいろと報告などしていただけたらと思います。 そこで、まず私から少し報告します。 (量が多くなるので、いくつかに分けます) 今回は、Samba Team のJeremy Allison氏が来て、べったりとお話できたので とっても濃い2日間になりました。 # 英語苦手なのに英語漬けにされて、ちょっとぐったり。 ----------------------- 12/17 9:30〜10:30 Jeremy Allison 氏 特別講演 ・Sambaとは? ・Samba Success Stories CalderaによるとOpenLinuxの67%がSambaを動かすために使われている  SGI,VERITAS,CObalt,WhistleはSambaベースの製品で指向を納めている。 ・Samba implements protocol SambaはSMBの上に構築されているが、現在は(SUNのWebNFSに対抗して) CIFS(シフスと読んでいた)と呼ばれている。 ・SMBの問題点  パケットヘッダが39バイトでワードバウンダリでない。  Openが6種類もある  timeフォーマットが6種類もある  全く違うRPC2種類 ・SMBサーバ実装の難しいところ  あるパケットはUNICODE、あるパケットはcodepage(日本ではSJIS)  Win98は、品質が悪い(MS内部ですら、NTチームは98を嫌っている)  ヘッダがワードバウンダリでないくせに、4バイトバウンダリを要求する   フィールドがある  NTサーバはguestアクセスを通知しないことがある ・Browsing  便利だがコンセプトがはっきりしない  (そこでMSに内部仕様を教えてもらった)  Sambaは3回実装を変更した  マイクロソフトは、まだ複数の実装をもったまま  Sambaには、もうBrowsing問題は(設定ミスでない限り)存在しない  完全にNTと同じように動作する ・Interoperability is 'hacking'. マイクロソフトの開発チームにお願いして、とうとう秘密のマジックキャラクタを  教えてもらった! これは、'KGS!@#$%' このキーを教えてもらった時は、極秘だったが、今は公開された # 9月にTerpstra 氏が来たときは、MSとの内部情報やりとりのことは # 議事録に残さないでくれとのことでしたが、今回はMSの担当者の名前まで # いってました。大丈夫なのかな? ・Domain protocols  Win2000のドメインプロトコルはKerberosベースになった   (従来と互換性がない)  しかも、UNIXのKerberosと1カ所違うところがあって、UNIXとの総合運用には  問題がある(詳しく知りたければ、Allisonにメールして) ・But what if they... Win2000は下位互換性を保証しており、これはSambaとの連携動作することも  保証している。  MSはこのテストにNT3.51だけでなく、Sambaも使用している  Samba TeamとMSエンジニアとうまくいっている  (しかし、MSマーケティング部は、Samba Teamを嫌っている) ------------------------------------------------------------------- 小田切 耕司 E-Mail:odagiri@cityfujisawa.ne.jp,odagiri@samba.gr.jp http://www.cityfujisawa.ne.jp/~odagiri/ https://www.samba.gr.jp/