Samba-JP News Release 20011204-1

各位

2001.12.04
日本Sambaユーザ会

Samba teamから、Sambaの国際化版として初めて、Samba 3.0 alpha0が11月30日付でリリースされました。 (注意.アルファ版です。)

このリリースはSamba 3.0のテストバージョンで、安定版ではありません。自己責任の範囲でご使用下さい。

アルファ版のリリースの目的は、現在のSamba 3.0 開発版に含まれる主な新しいコードをより広範囲なテストにかけることです。 Samba Teamは、Samba 2.2.xリリースでの開発はまもなく終了し、Samba 3.0に集中する計画にしています。 最終的なSamba 3.0リリースを遅らせない為に、できるだけ多くの人々にアルファ版のテストに参加してもらい、 修正が必要な個所に関して高品質なフィードバックを与えてほしいと思ってます。

注意. Samba 3.0は、まだ完成しているとは言えません。沢山のコーディングが計画されていますが、 既に完了した部分をテストしてもらわない限り、妥当な期間で安定版をリリースすることは困難です。

このリリースも主なドキュメントが欠けています。 　そして、3.0の機能の新しいオプションを反映する多くのドキュメントは更新されていません。

主な機能

• Active Directoryのサポート。
  このリリースはADS領域にメンバーサーバーとしてLDAP/KerberosV経由のユーザー認証をして接続可能です。非常にラフなガイドになっていますが、リリースに含まれるADS-HOWTO.txtを参照して下さい。
• ユニコードのサポート。
  Sambaは現在ユニコードで回線と通信しています。そして現在、非常により良いインフラがマルチバイトとユニコードキャラクターセットにあります。"dos charset"と"unix charset"、"display charset"のオプションが必要かも知れません。ユニコードサポートのドキュメントはまだありません。
• 新しい認証システム。
  内部認証システムは、ほぼ完全に書き直されました。大部分の変更は内部へのものですが、新しい認証システムは非常に可変です。まだドキュメント化されていません。
• 新しいファイル名短縮システム。
  ファイル名短縮システムは完全に書き直されました。内部データベースは、現在持続的に短縮名をマップに格納するようになっています。この機能は多くのテストが必要です。
• 新しい"net"コマンド。
  新しく"net"コマンドが追加されました。それはWindowsの"net"コマンドに似ています。結局、Samba Teamは"net"で、多くの他のユーティリティ(例えばsmbpasswd)をサブコマンドと置換える予定です。当面の間ほんの少しのものだけは、インプリメントされます。
• Sambaは、現在、NTスタイルのstatus32コードで回線と通信しています。
  これにより、多くのエラー処理を改善します。
• より良いWindows 2000プリントサポート。
  Windows 2000 クライアントからの印刷は大いに改善されました。

他にも多くの変更されています。

注意.多くの新機能が文書化されていません。これはSamba 3.0を使用することを阻止するのが目的ではありません。 特に重要な事は、基本的なファイル/印刷の能力が広くテストされることによって、基本的な機能性が何も損なわれていない事を確認することです。アルファ版にもっと機能を追加し、新機能の文書化を始めます。

ダウンロードは、https://www.samba.org/samba/ftp/alpha/からお願い致します。

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本件に関するお問い合わせ

日本Sambaユーザ会　広報担当: (press@samba.gr.jp)