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idmap_tdb — SambaのWinbind用idmap_tdbバックエンド

説明

idmap_tdb プラグインは winbindd が SID/uid/gid マッピングテーブル を保存するのに使われるデフォルトのバックエンドであり、"idmap" と "idmap alloc" API の両方を実装している。

IDMAP オプション

range = low - high

バックエンドが権威を持つと規定されている、 uid と gid の利用可能な マッチング範囲を定義する。事実上同じバックエンドが SID/uid/gid マッピングのエントリを格納/呼び出しするため、通常その範囲は 割り当て範囲と同じになる。指定がない場合 Winbind はフェイル オーバーして、 smb.conf の "idmap uid" と "idmap gid" オプションを使用する。

IDMAP ALLOC オプション

range = low - high

winbindd からユーザーとグループに対して割り当てができる uid と gid の利用可能範囲を定義する。指定がない場合 Winbind はフェイル オーバーして、 smb.conf の "idmap uid" と "idmap gid" オプションを使用する。

使用例

以下の例は、idmap の設定として "idmap backend = tdb" を使うという、 3.0.25 以前のデフォルトと同等の設定である。

	[global]
	    idmap domains = ALLDOMAINS
	    idmap config ALLDOMAINS:default = yes
	    idmap config ALLDOMAINS:backend = tdb
	    idmap config ALLDOMAINS:range   = 10000 - 50000

	    idmap alloc backend = tdb
	    idmap alloc config:range = 10000 - 50000
	

著者

オリジナルの Samba ソフトウェアとそれに関連するユーティリティーは、 Andrew Tridgell によって作られた。Samba は現在、Linux カーネル開発と 同様の方法で、Samba Team によりオープンソースプロジェクトとして 開発されている。

日本語訳

このマニュアルページは Samba 3.2.4 - 3.5.20 対応のものである。

このドキュメントの Samba 3.2.4 - 3.5.20 対応の翻訳は

  • 堀田 倫英(hotta@net-newbie.com)

によって行なわれた。