Name

ldbedit — 好みのエディターで LDB データベースを編集する

Synopsis

ldbedit [-?] [--usage] [-s base|one|sub] [-b basedn] [-a] [-e editor] [-H LDB-URL] [expression] [attributes...]

説明

ldbedit は、(tdb ファイル、sqlite ファイルもしくは LDAP サーバー上にある) LDB エントリを編集できるユーティリティである。ldbedit はクエリーに従って LDIF ファイルを生成するので、これを手作業で編集する。最後に LDIF を LDB バックエンドにマージする。

オプション

-?, --help

使用可能なオプションの一覧と、それらについての説明を表示する。

--usage

使用可能なオプションの一覧を表示する。help オプションと似ているが、 説明部分は表示せず、使用方法を簡潔に表示する。

-H <ldb-url>

tdb データベースに接続するための LDB URL。書式: tdb://filename。 unix ドメインソケット経由の LDAP 接続用。書式: ldapi://socket。 (一般的にはリモート側への)TCP 経由の LDAP 接続用。書式: ldap://hostname。 SQLite データベースの場合の書式: sqlite://filename

-s one|sub|base

使用する検索スコープ。順に1レベル、サブツリーおよび base。

-a, -all

すべてのレコードを編集する。たくさんのレコードに対して同じ変更をする 場合に便利。"objectclass=*" の式と組み合わせて指定しても構わない。

-e editor, --editor editor

編集の再に使用するエディター( VISUAL / EDITOR 環境変数より優先される)。 このオプションが指定されず、VISUAL / EDITOR いずれの環境変数も設定されない 場合は vi エディターが使われる。

-b basedn

使用する base DN を指定する。

-v, --verbose

実行しようとする操作に対してより詳しい表示を行う。このオプションが指定 されない場合、変更行に関する概要のみが表示される。

環境変数

LDB_URL

接続する LDB URL。これより -H コマンドラインオプションの方が 優先される。

VISUAL と EDITOR

使用するエディターを指定する。EDITOR より VISUAL の方が優先され、 さらに -e コマンドラインオプションが優先される。

バージョン

このマニュアルは Samba スイートのバージョン 4.0 に適合する。

関連項目

ldb(7), ldbmodify(1), ldbdel(1), ldif(5), vi(1)

著者

ldb は Andrew Tridgell によって書かれた。

問題を報告したり何らかの提案をしたい場合は、 http://ldb.samba.org/ Web サイトで現在の連絡先と メンテナー情報を確認してほしい。

このマニュアルページは Jelmer Vernooij により書かれ、 Brad Hards により更新された。

日本語訳

このマニュアルページは Samba 3.2.4 - 3.5.20 対応のものである。

このドキュメントの Samba 3.2.4 - 3.5.20 対応の翻訳は

  • 堀田 倫英(hotta@net-newbie.com)

によって行なわれた。