vfs_recycle — Samba VFS ごみ箱
vfs objects = recycle
このVFSモジュールは samba(7)システムの一部である.
The vfs_recycle
はファイル削除要求に割り込み、
直接ファイルを削除するのではなく、一時エリアに移動させる。
これによりWindowsのごみ箱と同様の機能を提供する。
ごみ箱(Recycle Bin)はWindowsのエクスプローラーのネットワークファイルシステム や、マップドライブの表示上には現れない。 その代わり、.recycleディレクトリが初めてファイルを削除したときに自動的に作成される (recycle:repositoryが指定されていない場合) recycle:repositoryが設定されている場合、新たに作成されるディレクトリ名はrecycle:repository で指定されたものになる。 もしrecycle:keeptreeオプションが設定されている場合、パスとともに保存される
このモジュールはスタック可能である。
削除されたファイルをどこに移動するか指定する.
オプションが指定されていない場合、初期値として .recycleが用いられる
ごみ箱(recycle repository)ディレクトリを作成する場合のmodeを8進で指定する。 ごみ箱ディレクトリは初めてファイルが削除されるときに作成する。
もしrecycle:subdir_modeが指定されていない場合、0700を使用する。
ごみ箱の中のサブディレクトリを作成する場合のmodeを8進で指定する。
このオプションが指定されていない場合、サブディレクトリの作成はrecycle:directory_mode を使用する。
ディレクトリ構造を残したままファイルを削除するか、別のリポジトリ(ごみ箱)として管理するかを指定する。
このオプションをtrueと指定すると、同一の名前を持つ2つのファイルが削除された場合 した場合、リポジトリの中に両方のファイルを保存する。 新しく削除したファイルは "Copy #x of filename". となる。
ファイルのアクセス日付をごみ箱に移動した日付にアップデートするか否かを指定する。
ファイルの最終変更日付をごみ箱に移動した日付にアップデートするか否かを指定する。
ごみ箱に移動するファイルサイズの下限を指定する。
ごみ箱に移動するファイルサイズの上限を指定する。
削除要求があった時、ごみ箱に移動せず通常のように削除するファイルを指定する。 *や?といったワイルドカードをサポートする。
削除要求があった時、ごみ箱に移動せず通常のように削除するディレクトリを指定する。 *や?といったワイルドカードをサポートする。
バージョン管理せず、直接削除すべきパス (*や?のようなワイルドカードをサポートする) を指定する。recycle:versionsが有効のときだけ使用される。
share
上の "削除対象" ファイルを、
削除する代わりに/data/share/.recycle
に移動する。
[share]
path = /data/share
vfs objects = recycle
recycle:repository = .recycle
recycle:keeptree = yes
recycle:versions = yes