vfs_crossrename — ファイルシステムをまたがるファイルの改名をサーバーサイドで行う
vfs objects = crossrename
このVFSモジュールは samba(7)システムの一部である。
vfs_crossrename
VFS モジュールは、
ソースとターゲットが物理的に別のデバイスにあったとしても、改名操作を
行えるようにする。エクスプローラーでの"移動"は、通常、単一の共有か
デバイス内においては、改名操作である。通常そのような改名操作は
NT_STATUS_NOT_SAME_DEVICEを返し、クライアントは手動でのコピーと
削除操作を行うことにより移動を行わなければならない。もしもコピーに
よる改名が、サーバーによって行われた場合、これは、より効率的である。
vfs_crossrenameは、サーバーサイド、デバイス間で改名操作を行うことを
試みる。
しかし、現在の所、解決できない制限事項がある:
このモジュールはスタック可能である。
サーバーサイド、デバイス間の改名は、タイムアウトを防ぐ ために、MiB単位での定義された大きさ以下のファイルサイズの ファイルについてのみ行われる。既定値のサイズ制限値は 20(MiB)である。
50MBを超す、すべてのファイルに対し、共有内の、サーバーサイド、 デバイス間の改名を指定する例:
[testshare]
path = /data/mounts
vfs objects = crossrename
crossrename:sizelimit = 50