smbstatus — 現在の Samba の接続を報告
smbstatus
[-P] [-b] [-d <debug level>] [-v] [-L] [-B] [-p] [-S] [-N] [-f] [-s <configuration file>] [-u <username>]
Samba が profiling オプション付きでコンパイルされた場合に、profile された共有メモリの内容だけを出力する。
簡単な出力を表示する。
level
は0から10までの整数値である。
既定値の値は、パラメーターが設定されていなければ0である。
この値を大きくするほど、サーバーの動作に関するより詳細な情報が ログファイルに記録される。レベル 0 では、致命的なエラーと重大な警告 のみが記録される。レベル 1 は日々の運用に適しており、少量の稼働状況 に関する情報を生成する。
1 より上のレベルは大量のログが生成されるので、問題解決の時にのみ 使用すべきである。 3 より上のレベルは開発者だけが利用するように設計されて おり、莫大な量のログデータが生成される。そのほとんどは非常に謎めいた内容 となっている
このパラメーターの指定は、smb.conf
ファイル中の、
log level パラメーターの指定よりも優先する。
プログラムのバージョン番号を表示する。
サーバーが必要とする詳細な設定を含む設定ファイルを
指定する。このファイルには、サーバーが提供するサービスに関する記述や、
どの printcap ファイルを利用するかといった情報が含まれている。詳細は
smb.conf
を参照のこと。設定ファイルの名前の既定値は、コンパイル時
に決定される。
ログ/デバッグファイルのファイル名。拡張子として
".progname"
が追加される(例えば log.smbclient,
log.smbd,など)。ログファイルはクライアントによって削除されることはない。
詳細な出力を表示する。
ロックのリストだけを表示する。
バイト範囲のロック(byte range lock)を含めて表示する
smbd(8) のプロセスの一覧を表示し、終了する。 スクリプト作成時に有用である。
共有の一覧だけを表示する。 (訳注: "共有の" は "接続の" としたほうが正しい。)
smbstatusに、登録されたファイルの通知を表示させる。
smbstatusに、すべてを参照するステータスデータが、 引き続き有効であるプロセスかどうかのチェックにより、ステータスデータが 有効ならば、チェックしないようにさせる。これは、高負荷なシステム上や クラスターでの実行を高速化するが、適切に終了処理がされていないで終了した プロセスの古いデータが表示されるかもしれない。
コマンドラインオプションの要約を表示する。
username
で
指定されたユーザーに関する情報だけを表示する。
オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、 Andrew Tridgell によって作られた。Samba は現在 Linux カーネルが 開発されているような方法でのオープンソースプロジェクトである Samba Team によって開発されている。
オリジナルの Samba の マニュアルページは Karl Auer によって書かれた。 マニュアルページは YODL 形式(別の、優秀なオープンソースソフトウェアで、 ftp://ftp.icce.rug.nl/pub/unix/にある) で変換され、Jeremy Allison によって Samba 2.0 リリースのために更新された。 Samba 2.2 のための DocBook 形式への変換は Gerald Carter が行った。 Samba 3.0 のための DocBook XML 4.2 形式への変換は Alexander Bokovoy が行った。