Name

vfs_prealloc — あらかじめ指定されたサイズでファイルサイズを割り当てる

Synopsis

vfs objects = prealloc

説明

このVFSモジュールは samba(7)システムの一部である。

vfs_preallocVFSモジュールはファイルが作成されるたびに あらかじめ指定されたサイズを割り当てることができる。この機能はディスクサブシステムに あらかじめ決まったサイズごとに書き込み、ファイルサイズを拡張することが負荷になるような 環境に対して有効である。

このモジュールはスタック可能である。

オプション

prealloc:EXT = BYTES

すべてのファイルに対して、EXTという拡張子を付けて、BYTESで指定されたサイズを 割り当てる。

以下のサフィックスがBYTESに指定可能

  • K - BYTES はKBytes単位

  • M - BYTES はMBytes単位

  • G - BYTES はGBytes単位

設定例

TIFFファイルをSamba共有に書き込む処理で、ファイルサイズが4MBytes近辺(4194304 バイト)であるとわかっているとき

    [frames]
	path = /data/frames
	vfs objects = prealloc
	prealloc:tiff = 4M

注意

vfs_preallocはすべてのプラットフォームとファイルシステム をサポートしているわけではない。現状ではLinuxとIRIXのXFSファイルシステムのみ、サポートしている。

バージョン

このヘルプはSamba 3.0.25(訳注:4.x?)に対応している

著者

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、Andrew Tridgell によって作成された。現在 Samba は Samba Team に よって、Linuxカーネルの開発と同様のオープンソースプロジェクト として開発が行なわれている。

日本語訳

このドキュメントは、Samba 3.6.0 - 4.1.22 に対応する。

このドキュメントの翻訳は

  • 平田祥司 (shouji@microft.co.jp)

  • 太田俊哉 (ribbon@samba.gr.jp)

によって行なわれた。