名前

smbgetrc — smbget の設定ファイル

書式

smbgetrc

説明

このマニュアルでは smbgetrc ファイルのフォーマットと オプションについて述べる。このファイルは smbget(1) ユーティリティーの設定ファイルとして使用される。内容にはキーと値のペアを、 1行に1組ずつ記述する。キーと値の間はスペースで区切る。

デフォルトでは、smbget は設定値を $HOME/.smbgetrc から 読み込むが、ファイルの位置はコマンドラインオプションで変更可能である。 

オプション

設定できるキーは以下の通り:

resume on|off

前回中断したところの続きからダウンロードするかどうか

recursive on|off

ディレクトリーを再帰的にダウンロードするかどうか

user name[%password]

リモートサーバーへのログインの際に使用するユーザー名(とパスワード)。 匿名アクセスでは空の文字列を使用する。

workgroup ワークグループ名

ログインの際に使用するワークグループ名

nonprompt on|off

ユーザー名とパスワードをオペレーターに問い合わせるかどうか。スクリプト実行の際に役立つ。

debuglevel 整数

実行時の(Samba の)デバッグレベル。プトロコルレベルの問題を追跡するのに役立つ。

dots on|off

1ブロックダウンロードするたびに、デフォルトの 進捗表示の代わりに1個のドットを表示するかどうか。

blocksize 整数

1ブロックあたりのバイト数

バージョン

このマニュアルは Sambaバージョン 4.11.2 用である。

関連項目

smbget(1) および Samba(7)

著者

オリジナルの Samba ソフトウェアおよび関連するユーティリティーは、 Andrew Tridgell によって書かれた。現在は Samba は Samba Team によって Linux カーネルの開発と同様に、オープンソースプロジェクトとして 開発されている。

smbget のマニュアルは Jelmer Vernooij によって書かれた。

日本語訳

このマニュアルページは Samba 3.2.4 - 4.11.1 に対応する。

このドキュメントの Samba 3.2.4 - 4.11.1 対応の翻訳は

  • 堀田 倫英(hotta@net-newbie.com)

によって行なわれた。