vfs_preopen — 番号付けられたファイルを読むアプリケーションのために読み込み遅延を隠す
vfs objects = preopen
このVFSモジュールは、 samba(7)システムの一部である。
このモジュールは、とても厳しいレイテンシ要求下で番号付け られた複数のファイルを読むアプリケーションを支援する。これが 発生する1つの領域は、フレーム毎に1つのファイルを読むビデオ ストリーミングアプリケーションである。
このモジュールを使う場合、ファイルをオープンし、一定のバイト 数のデータを読みシステムキャッシュに入れるヘルパプロセスが複数 起動され、そのため、その後、実際のアプリケーションからの要求が 来ても、ディスクアクセスが不要になる。
このモジュールはスタック可能である。
preopen:names はプレオープンヘルパがその仕事を行うための
トリガとなるファイル名パターンを指定する。ファイルは番号の
昇順であることを仮定している。そのため、もしも、読みたい
ファイルの名前が、FRAME00000.frm FRAME00001.frm と番号
づけられているならば、これらをリストするために、
preopen:names=/FRAME*.frm/ と記述する。
ヘルパが呼び出すバイトを指定する。既定値は1である。
フォークされるヘルパプロセス数を指定する。既定値は1である。
事前にオープンしておくファイル数を指定する。既定値は、次の ファイルから連続して10ファイルである。