名前

vfs_worm — 古いファイルへの書き込みを禁止する

書式

vfs objects = worm

説明

この VFS モジュールは samba(7) システムの一部である。

vfs_wormモジュールは、ファイルとフォルダの、 その変更時刻と調整可能な猶予期間に依存した、書き込み制御を行う。

もしも、ファイル又はディレクトリの変更時刻が、指定された猶予期間 よりも古ければ、他のアクセス制御(ファイルシステムによるもの)とは 独立して、書き込みアクセスは禁止される。

猶予期間に到達していない場合、 worm モジュールは他のアクセス制御 には何ら影響を与えない。

オプション

worm:grace_period = SECONDS

猶予期間は、秒数であり、これは、通常のアクセス制御 によって書き込みが出来る期間を定義する。この猶予期間を 過ぎると、ファイル又はディレクトリは書き込み不可になる。

5分(300秒)経過後に、ファイルとフォルダへの書き込み禁止:

	[wormshare]
	vfs objects = worm
	worm:grace_period = 300

バージョン

このマニュアルページは Samba バージョン 4.11.2 用である。

著者

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、Andrew Tridgell によって作成された。現在 Samba は Samba Team に よって、Linuxカーネルの開発と同様のオープンソースプロジェクト として開発が行なわれている。

日本語訳

このマニュアルページは、Samba 4.2.0 - 4.11.1 に対応する。

このドキュメントの翻訳は

  • 太田俊哉 (ribbon@samba.gr.jp)

によって行なわれた。