名前

vfs_cap — ファイル名を CAP でエンコードする

書式

vfs objects = cap

説明

この VFS モジュールは、 samba(7)システムの一部である。

CAP (Columbia Appletalk Protocol) エンコードは、 ASCII 文字を使って 非 ASCII 文字のファイル名を表現する技術である。 vfs_cap VFS モジュールは、ファイル名の CAP エンコードへの符号化、復号化を行うことで、ユーザーがファイル名を ネイティブなエンコードで扱うことを可能とする。

CAP エンコードが広く使用されているのは日本語環境である。

このモジュールはスタック可能である。

使用例

GNU libiconv を使用する環境で、 Shift_JIS ロケールをサポートするために、 CAP エンコードが使用されている。

        [global]
	dos charset = CP932
	unix charset = CP932
	vfs objects = cap

バージョン

このマニュアルは、Samba バージョン 4.14.5 用である。

著者

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、Andrew Tridgell によって作成された。現在 Samba は Samba Team に よって、Linuxカーネルの開発と同様のオープンソースプロジェクト として開発が行なわれている。

日本語訳

このドキュメントは、Samba 3.6.1 - 4.14.5 に対応する。

このドキュメントの翻訳は

  • 平田祥司 (shouji@microft.co.jp)

  • たかはしもとのぶ (monyo@samba.gr.jp)

によって行なわれた。