名前

vfs_io_uring — Linux (>= 5.1) の io_uring を使用した、 Samba vfs における非同期 I/O の実装

書式

vfs objects = io_uring

説明

この VFS モジュールは samba(7) システムの一部である。

The io_uring VFS モジュールは、Linux (>= 5.1) の io_uring 機構を 使う、非同期 pread, pwrite と fsync を有効にする。これは、非同期 I/O 用の pthreadpool を使うのと比べ、よりオーバヘッドが少ない。

このモジュールは、実際のカーネルファイルディスクリプタを必要とするため、 モジュールスタックの最後に置かなければならない。

簡単な使用法:

        [cooldata]
	path = /data/ice
	vfs objects = io_uring

オプション

io_uring:num_entries = NUMBER_OF_QUEUE_ENTRIES

submission キュー中のエントリ数。 指定できる最大値はカーネルバージョンに依存し、カーネルはこnの値を2の累乗に 切り上げる。

既定値は '128' である。

io_uring:sqpoll = BOOL

IORING_SETUP_SQPOLL 機能を使用する。

既定値は 'no' である。

参照

io_uring_setup(2).

バージョン

このマニュアルページは、Samba バージョン 4.14.5 用である。

著者

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、 Andrew Tridgell によって作られた。 Samba は現在 Linux カーネルが 開発されているような方法での オープンソースプロジェクトである Samba Team によって開発されている。

日本語訳

このドキュメントは、Samba 4.12.0 - 4.14.5 に対応する。

このドキュメントの翻訳は

  • 太田俊哉 (ribbon@samba.gr.jp)

によって行なわれた。