Name

vfs_time_audit — 遅い VFS 操作を記録するための Samba VFS モジュール

Synopsis

vfs objects = time_audit

説明

このVFSモジュールは samba(7)システムの一部である。

time_audit VFSモジュールは、 time_audit:timeout変数によって定義された、 ミリセコンド単位の値よりも長く処理がかかるシステムコールをロギングする。 これは、呼び出しとそれにかかった時間を記録する。

これは、strace -Tと類似したようなもので、 基盤となるファイルとストレージサブシステムの性能問題を明らかにする のに便利である。

このモジュールはスタック可能である。

オプション

time_audit:timeout = ミリセコンド単位の値

定義されたミリセコンド単位の値よりも長く時間がかかる VFS呼び出しが記録される。既定値は10000(10秒)。

使用例

これは、3秒よりも長くかかるVFSコールを記録する:

        [sample_share]
	path = /test/sample_share
	vfs objects = time_audit
	time_audit: timeout = 3000

バージョン

このマニュアルページはSamba 4.0.0 - 4.0.14用である。

著者

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、Andrew Tridgell によって作成された。現在 Samba は Samba Team に よって、Linuxカーネルの開発と同様のオープンソースプロジェクト として開発が行なわれている。

日本語訳

このドキュメントは、Samba 4.0.0 - 4.5.0 に対応する。

このドキュメントの翻訳は

  • 太田俊哉 (ribbon@samba.gr.jp)

によって行なわれた。