名前

profiles — レジストリファイルの中の SID の値を表示、 変更するユーティリティ

書式

profiles [-v] [-c|--change-sid SID] [-n|--new-sid SID] {file}

説明

このツールは、samba(7)システムの一部である。

profiles は、Windows のレジストリファイル中の SID の値を表示、変更するユーティリティである。 現在は、Windows NT しかサポートしていない。

オプション

file

表示や編集を行うレジストリファイル。

-v,--verbose

メッセージを冗長にする。

-c SID1 -n SID2, --change-sid SID1 --new-sid SID2

file の中にある全ての SID1 を SID2 に変更する。

-d|--debuglevel=level

level は0から10までの整数値である。 既定値の値は、パラメーターが設定されていなければ1である。

この値を大きくするほど、サーバーの動作に関するより詳細な情報が ログファイルに記録される。レベル 0 では、致命的なエラーと重大な警告 のみが記録される。レベル 1 は日々の運用に適しており、少量の稼働状況 に関する情報を生成する。

1 より上のレベルは大量のログが生成されるので、問題解決の時にのみ 使用すべきである。 3 より上のレベルは開発者だけが利用するように設計されて おり、莫大な量のログデータが生成される。そのほとんどは非常に謎めいた内容 となっている

このパラメーターの指定は、smb.confファイル中の、 log level パラメーターの 指定よりも優先する事に注意。

-V|--version

プログラムのバージョン番号を表示する。

-s|--configfile=<configuration file>

サーバーが必要とする詳細な設定を含む設定ファイルを 指定する。このファイルには、サーバーが提供するサービスに関する記述や、 どの printcap ファイルを利用するかといった情報が含まれている。詳細は smb.conf を参照のこと。設定ファイルの名前の既定値は、コンパイル時 に決定される。

-l|--log-basename=logdirectory

ログ/デバッグファイルのファイル名。拡張子として ".progname" が追加される(例えば log.smbclient, log.smbd,など)。ログファイルはクライアントによって削除されることはない。

-?|--help

コマンドラインオプションの要約を表示する。

--usage

簡単な使用法を表示する。

バージョン

このマニュアルページは Samba バージョン 3 のものである。

著者

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、 Andrew Tridgell によって作られた。Samba は現在 Linux カーネルが 開発されているような方法でのオープンソースプロジェクトである Samba Team によって開発された。

profiles のマニュアルページは Jelmer Vernoij によって作られた。

日本語訳

このマニュアルページは Samba 4.1.4 - 4.6.6 に対応する。

このドキュメントの Samba 3.0.0 - 4.6.6 対応の翻訳は

  • たかはし もとのぶ (monyo@samba.gr.jp)

  • 山田 史朗 (shiro@miraclelinux.com)

によって行なわれた。