Samba-JP News Release 20010214-1

報道関係各位

このたび日本Sambaユーザ会では「Samba 2.0.7-ja-2.2」をリリースしました。
SambaはUnixマシンをWindowsのファイル／プリンタ・サーバとするCIFS/SMBサーバで、オープンソース・ソフトウェアです。

本バージョンのリリースにあたって

　オリジナルの Samba 2.0.7 は2000年4月26日にSambaTeamにより公開されました。この日本語版 Samba 2.0.7-ja-1.0 を2000年7月7日に日本Sambaユーザー会がリリースし SWATの国際化機能や日本語機種依存文字のサポートを実現しました。その後メーリングリスト等に寄せられた新たな問題点について改良を加え、Samba 2.0.7-ja-2.2 をリリースすることになりました。

Samba 2.0.7-ja-2.2 の主な特長

　本リリースではユーザから寄せられた要望や、日本語固有の問題点等について、Samba-JPテクニカルMLのメンバーにより、以下のバグ修正や機能向上を行なっています。また、Samba-JPドキュメント翻訳プロジェクトの成果として日本語ドキュメントの添付を行っています。

• 一部の内部処理の高速化/最適化
• 文字コード変換ルーチンの最適化とWindows NT完全互換の達成
• SWATの国際化機能実装における移植性の向上
• coding system = EUC で外字や機種依存文字を含めた日本語化に完全対応
• eucJP-openおよび UTF-8 の対応
• オリジナルSambaにあった潜在的セキュリティホールの対応
• その他、これまで判明した細かいバグの修正
• 翻訳中のO'Reilly社の Using Samba の添付

今回のリリースにあたって Windowsで表示可能な全ての文字に付いて実際に動作テストを行ない、主要なcoding systemに付いては問題の無いことを確認しました。

ダウンロードおよびインストール方法

ダウンロードについては以下のミラーサイトからお願い致します。

• https://www.samba.gr.jp/project/samba-ja/download_2.0.html

（ミラーサイトの更新は翌日以降となる場合がありますので御了承願います）

本リリースバージョンは下記アーカイブファイルです。

• /pub/samba-jp/samba-2.0.7-ja/samba-2.0.7-ja-2.2.tar.bz2
• /pub/samba-jp/samba-2.0.7-ja/samba-2.0.7-ja-2.2.tar.gz

現在はソースコードのみの配布となっており、ソースコードをコンパイルして使用願います。コンパイル時のオプション詳細につきましては付属のドキュメントをご覧下さい。バイナリパッケージにつきましては準備が出来次第公開していく予定です。また各OS用のバイナリパッケージを募集しておりますので御協力願います。

動作確認プラットフォーム

本リリース時に動作確認できたプラットフォームは次のとおりです。

FreeBSD 4.2(R), Solaris 8, HP-UX 11.00, HP-UX 10.20, TurboLinux 6.0 Workstation, Red Hat Linux 7J, LASER5 Linux 6.0, Vine Linux 2.0, Vine Linux 1.1, Miracle Linux V1.0, IRIX 5.3, SunOS 4.1.4JLE, AIX 4.1.4, Tru64 UNIX 5.0

また、今後動作確認されているプラットフォームについては順次

• https://www.samba.gr.jp/project/samba-ja/platform.html

に掲載する予定ですので、これ以外のプラットフォームで動作した場合は、Sambaユーザ会までご一報頂けると幸いです。

本件に関する問合わせ

何かお気付きの点などがありましたら、staff@samba.gr.jpまでご連絡願います。

今後とも日本Sambaユーザ会の御支援をよろしくお願いいたします。 

日本Sambaユーザ会Webページ https://www.samba.gr.jp/