libsmbclient — ネットワークブラウザーのための拡張ライブラリであり、一般的なブラウジングの API を実装
Browser URL:
smb://[[[domain:]user[:password@]]server[/share[/path[/file]]]] [?options]
このツールは samba(7)システムの一部である。
libsmbclient
は、ローカルの UNIX/Linux ファイルを
操作するために有効な、数多くの標準POSIX関数を使って、
CIFS/SMB ネットワークリソースの操作をアプリケーションに許可する
ライブラリツールセットである。これは、ブラウジング、ファイルの
オープン/クローズ、読み書き、アクセス権変更、ファイルの時刻変更、
属性とACLの操作やその他などを許可する。もちろん、
この機能は一般的にブラウジングと呼ばれる機能のすべてを含む。
libsmbclient
は、コマンド行からは直接使えないが、
その代わりに、ファイルマネージャとブラウザーのようなツールの機能拡張を
提供する。このマニュアルページにはそのツールのための構成方法を説明するので、
利用者はとても優れた機能を持つユーティリティを得ることができる。
URLの意味は以下のとおり:
ネットワーク中で有効なすべてのワークグループかドメインを表示する。動作はマイクロソフトのWindows エクスプローラーと一致する。
ワークグループ(とドメインも)のリストを位置付ける方法は、(context->options.browse_max_lmb_count)
コンテキスト変数の設定方法に依存して変わる。これは,これを賢明な値に設定する、ライブラリを呼び出すアプリケーションの
レスポンス性である。これはコンパイル時オプションである。この値はワークグループのリスト問い合わせのために
ローカルマスターブラウザーの最大値を決める。それを確かにするために、存在するネットワーク上でリストは完全にされ、
すべてのマスターブラウザーは問い合わせを受けなければならない。もしも、ネットワーク上に大量のワークグループがあると、
問い合わせ時間はとても大きくなる。小さなネットワーク(数個のワークグループ)のためには、この値を0に設定することを
推奨し、それはlibsmbclientにすべてのローカルマスターブラウザーに問い合わせを行うようにさせる。たくさんのワーク
グループを持つ環境中では、より適切な設定は3のあたりである。
このコマンドは名前検索の実行をlibsmbclientにさせる。もしも、NAME<1D>かNAME<1B> が存在するならば(ワークグループ名)、libsmbclientはワークグループ(またはドメイン)中のすべての サーバーをリストする。それ以外は、NAME<20>(マシン名)のための名前検索が実行され、サーバー上の 共有リソースのリストが表示される。
libsmbclientがアプリケーションによって起動されたならば、ユーザーのシェル環境中で指定された$HOME ディレクトリ
中にある、.smb
と呼ばれるディレクトリを探す。次に、 smb.conf
というファイルを探し、存在すれば、システムの/etc/samba/smb.conf
ファイルを完全に
上書きする。もしも、その代わりに~/.smb/smb.conf.append
というファイルをlibsmbclient
が見つけたならば、システムの ${prefix}/etc/smb.conf
ファイルを読み込み、次に、
~/.smb/smb.conf.append
の内容を継ぎ足す。
libsmbclient
は、 USER
パラメーターのためにユーザーのシェル環境をチェックし、
もしもuser
パラメーターがURLに含まれていないならば、その値を使う。