Name

samba-log-parser — Samba (winbind) trace parser.

options: -h, --help show this help message and exit --traceid ID specify the traceid of the trace records --pid PID specify the pid of winbind client --breakdown breakdown the traces into per traceid files --merge-by-timestamp merge logs by timestamp --flow show the request/sub-request flow traces --flow-compact show the request/sub-request flow traces without dcerpc details

Synopsis

samba-log-parser {path} [--pid=PID] [--traceid=ID] [--breakdown] [--merge-by-timestamp] [--flow] [--flow-compact] [-h|--help]

説明

このツールはsamba(7)システムの一部である。

samba-log-parser プログラムは、samba winbind ログを解析する。

オプション

以下のオプションは samba-log-parser プログラム で有効である。

--pid=PID

PID に一致する winbind クライアントのトレースを表示する。

--traceid=ID

デバッグヘッダフィールドの traceid に一致するトレースを表示する。

--breakdown

全てのトレースを、現在の作業ディレクトリ中の 分離されたファイルに分解する。各 traceid に対して 3つのファイルが生成される: traceid.full traceid.flow traceid.flowcompact

--merge-by-timestamp

タイムスタンプの順でトレース行を整列する。 traceid ヘッダがないログファイルにおいても同じように動作する。

--flow

request/sub-request フローを表示する。

--flow-compact

dcerpc 呼び出しの詳細無しに request/sub-request フローを 表示する。

例

ログファイル log.winbind から、trace id 1234のフロートレースを表示する: 

	# samba-log-parser --traceid 1234 --flow /var/log/samba/log.winbind

タイムスタンプを使用して整列された、samba ログディレクトリ中にあるログファイル に対して、PID が 999999である winbind クライアントのフルトレースを 表示する。 

	# samba-log-parser --pid 999999 --merge-by-timestamp /var/log/samba

タイムスタンプを使用して整列された、samba ログディレクトリ中にあるログファイルを traceid 順で、トレースを分離されたファイルに分解する: 

	# samba-log-parser --breakdown --merge-by-timestamp /var/log/samba

タイムスタンプを使用して整列された、samba ログディレクトリ中にある ログファイルを使ってトレースを整列する。トレースは traceid ヘッダフィールドが 含まれなくとも良い。 

	# samba-log-parser --merge-by-timestamp /var/log/samba

バージョン

このマニュアルページは Samba バージョン 4.20.4 用である。

AUTHOR

The original Samba software and related utilities were created by Andrew Tridgell. Samba is now developed by the Samba Team as an Open Source project similar to the way the Linux kernel is developed.

著者

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、 Andrew Tridgell によって作られた。 Samba は現在、Linux カーネルが開発されているような方法でのオープンソースプロジェクトである Samba Team によって開発されている。

日本語訳

このマニュアルページは Samba 4.19.0 - 4.20.4 に対応する。

Samba 4.19.0 - 4.20.4 対応の翻訳は、太田俊哉 (ribbon@samba.gr.jp) によって行なわれた。