smbget — SMB 経由でファイルをダウンロードするための wget ライクな ユーティリティー
smbget
[-a, --guest] [-r, --resume] [-R, --recursive] [-U, --user=STRING] [-w, --workgroup=STRING] [-n, --nonprompt] [-d, --debuglevel=INT] [-D, --dots] [-o, --outputfile] [-f, --rcfile] [-q, --quiet] [-v, --verbose] [-b, --blocksize] [-O, --stdout] [-u, --update] [-e, --encrypt] [-?, --help] [--usage] {smb://host/share/path/to/file} [smb://url2/] [...]
このツールは samba(7) スイートの一部である。
smbget は SMB サーバーからファイルをダウンロードできる、wget ライクな 使い勝手を持つシンプルなユーティリティーである。ダウンロードしたい ファイルをコマンドラインで指定することができる。
ファイルは smb-URL の書式で指定する。たとえば UNC パスで \\\\HOST\\SHARE\\file というファイルであれば、 smb://host/share/file のように指定する。
guest ユーザーとして接続する
前回中断したファイルから自動的に処理を継続する
ファイルを再帰的にダウンロードする
username[%password]
使用するユーザー名(とパスワード)
使用するワークグループ(オプション)
ユーザーに対して問い合わせを行わない(非会話型)
使用するデバッグレベル
プログラムの進行状況をドットで表示する
出力ファイル名として別のファイル名を指定する。-R と同時には指定できない。
ダウンロードしたファイルを標準出力に出力する。
指定された rcfile を使う。これはオプションで指定された順に読み込まれる。 つまりこの前に何かのオプションを指定した場合、そのオプションは rcfile の内容で上書きされる。
処理中にメッセージを出力しない
冗長表示を行う
ダウンロードする際の読み込み単位(バイト)。 デフォルトは 64000。
ヘルプメッセージを表示する
使用法の概要を表示する
リモートファイルがローカルファイルよりも 新しいか、ローカルファイルがない場合にのみダウンロード。
SMB 暗号化を有効にする。
SMB の URL は以下の書式で指定する:
smb://[[[ドメイン名;]ユーザー名[:パスワード@]]サーバー名[/共有名[/パス名[/ファイル名]]]]
smb:// はすべてのワークグループを意味する
smb://名前/ -名前
がワークグループ名の場合は そのワークグループ内のすべてのサーバー、名前
が サーバー名の場合はそのサーバー上のすべての共有名を意味する。
# 'src' ディレクトリー配下を再帰的にダウンロード smbget -R smb://rhonwyn/jelmer/src # FreeBSD の ISO ファイルをダウンロード。中断後のリジュームも有効に。 smbget -r smb://rhonwyn/isos/FreeBSD5.1.iso # すべての ISO ファイルをダウンロード smbget -Rr smb://rhonwyn/isos # データを rhonwyn にバックアップ smbget -Rr smb://rhonwyn/