smbstatus — 現在の Samba の接続を報告
smbstatus
[-p|--processes] [-v|--verbose] [-L|--locks] [-S|--shares] [-N|--notify] [-u|--user=STRING] [-b|--brief] [-P|--profile] [-R|--profile-rates] [-B|--byterange] [-n|--numeric] [-f|--fast] [-j|--json] [--resolve-uids] [-?|--help] [--usage] [-d|--debuglevel=DEBUGLEVEL] [--debug-stdout] [--configfile=CONFIGFILE] [--option=name=value] [-l|--log-basename=LOGFILEBASE] [--leak-report] [--leak-report-full]
Samba が profiling オプション付きでコンパイルされた場合に、profile された共有メモリの内容だけを出力する。
Sambaが profiling オプションつきで コンパイルされた場合に、profiling 共有メモリ領域と call rates の内容を出力する。
簡単な出力を表示する。
詳細な出力を表示する。
ロックのリストだけを表示する。
バイト範囲のロック(byte range lock)を含めて表示する
smbd(8) のプロセスの一覧を表示し、終了する。 スクリプト作成時に有用である。
共有の一覧だけを表示する。 (訳注: "共有の" は "接続の" としたほうが正しい。)
smbstatusに、登録されたファイルの通知を表示させる。
smbstatusに、すべてを参照するステータスデータが、 引き続き有効であるプロセスかどうかのチェックにより、ステータスデータが 有効ならば、チェックしないようにさせる。これは、高負荷なシステム上や クラスターでの実行を高速化するが、適切に終了処理がされていないで終了した プロセスの古いデータが表示されるかもしれない。
username
で
指定されたユーザーに関する情報だけを表示する。
smbstatus の表示において、UIDとGIDの値を、 名前ではなく、数字として表示する。
より詳細な情報を、人が読みやすい形の代わりに JSON 形式で出力する。出力は以下の形式である:
{ "timestamp": "2022-04-15T18:25:15.364891+0200", "version": "4.17.0pre1-GIT-a0f12b9c80b", "smb_conf": "/opt/samba/etc/smb.conf", "sessions": { "3639217376": { "session_id": "3639217376", "server_id": { "pid": "69650", "task_id": "0", "vnn": "4294967295", "unique_id": "10756714984493602300" }, "uid": 1000, "gid": 1000, "username": "johndoe", "groupname": "johndoe", "remote_machine": "127.0.0.1", "hostname": "ipv4:127.0.0.1:59944", "session_dialect": "SMB3_11", "encryption": { "cipher": "", "degree": "none" }, "signing": { "cipher": "AES-128-GMAC", "degree": "partial" } } }, "tcons": { "3813255619": { "service": "sharename", "server_id": { "pid": "69650", "task_id": "0", "vnn": "4294967295", "unique_id": "10756714984493602300" }, "tcon_id": "3813255619", "session_id": "3639217376", "machine": "127.0.0.1", "connected_at": "2022-04-15T17:30:37+0200", "encryption": { "cipher": "AES-128-GMAC", "degree": "full" }, "signing": { "cipher": "", "degree": "none" } } }, "open_files": { "/home/johndoe/testfolder/sample": { "service_path": "/home/johndoe/testfolder", "filename": "sample", "fileid": { "devid": 59, "inode": 11404245, "extid": 0 }, "num_pending_deletes": 0, "opens": { "56839/2": { "server_id": { "pid": "69650", "task_id": "0", "vnn": "4294967295", "unique_id": "10756714984493602300" }, "uid": 1000, "share_file_id": 2, "sharemode": { "hex": "0x00000003", "NONE": false, "READ": true, "WRITE": true, "DELETE": false, "text": "RW" }, "access_mask": { "hex": "0x00000003", "READ_DATA": true, "WRITE_DATA": true, "APPEND_DATA": false, "READ_EA": false, "WRITE_EA": false, "EXECUTE": false, "READ_ATTRIBUTES": false, "WRITE_ATTRIBUTES": false, "DELETE_CHILD": false, "DELETE": false, "READ_CONTROL": false, "WRITE_DAC": false, "SYNCHRONIZE": false, "ACCESS_SYSTEM_SECURITY": false, "text": "RW" }, "caching": { "READ": false, "WRITE": false, "HANDLE": false, "hex": "0x00000000", "text": "" }, "oplock": {}, "lease": {}, "opened_at": "2022-04-15T17:30:38+0200" } } } } }
oplocks が使われている場合は:
"oplock": { "EXCLUSIVE": false, "BATCH": false, "LEVEL_II": true, "LEASE": false, "text": "LEVEL_II" }
If leases are used:
"lease": { "lease_key": "29316055-f55c-de10-c813-af7bf5a430bb", "hex": "0x00000005", "READ": true, "WRITE": true, "HANDLE": false, "text": "RW" }
With byte-range locks (-B, --byterange):
"byte_range_locks": { "/home/johndoe/testfolder/sample": { "fileid": { "devid": 59, "inode": 11404245, "extid": 0 }, "file_name": "sample", "share_path": "/home/johndoe/testfolder", "locks": [ { "server_id": { "pid": "69650", "task_id": "0", "vnn": "4294967295", "unique_id": "10756714984493602300" }, "type": "R", "flavour": "Posix", "start": 0, "size": 16 } ] }
notifies (-N, --notify) がある場合は:
"notify": { "77247": { "server_id": { "pid": "69650", "task_id": "0", "vnn": "4294967295", "unique_id": "10756714984493602300" }, "path": "/home/johndoe/testfolder/testdir", "filter": 4095, "subdir_filter": 4095, "creation_time": "1970-01-01T01:00:14.326582+01:00" } }
profiling (-P, --profile) の場合は:
{ "timestamp": "2022-04-15T18:40:43.112216+0200", "version": "4.17.0pre1-GIT-a0f12b9c80b", "smb_conf": "/opt/samba/etc/smb.conf", "SMBD loop": { "connect": { "count": 2 }, "disconnect": { "count": 1 }, ... }, "System Calls": { "syscall_opendir": { "count": 0, "time": 0 }, ... }, "ACL Calls": { "get_nt_acl": { "count": 0, "time": 0 }, ... }, "Stat Cache": { "statcache_lookups": { "count": 2 }, ... }, "SMB Calls": { "SMBmkdir": { "count": 0, "time": 0 }, ... }, "SMB Calls": { "SMBmkdir": { "count": 0, "time": 0 }, ... }, "Trans2 Calls": { "Trans2_open": { "count": 0, "time": 0 }, ... }, "NT Transact Calls": { "NT_transact_create": { "count": 0, "time": 0 }, ... }, "SMB2 Calls": { "smb2_negprot": { "count": 2, "time": 3060, "idle": 0, "inbytes": 452, "outbytes": 568 }, ... } }
コマンドラインオプションの要約を表示する。
簡単な使用法を表示する。
level
は0から10までの整数値である。
このパラメータが設定されていない場合の規定の値は、
クライアントアプリケーションに対しては、1 である。
この値を大きくするほど、サーバーの動作に関するより詳細な情報が ログファイルに記録される。レベル 0 では、致命的なエラーと重大な警告 のみが記録される。レベル 1 は日々の運用に適しており、少量の稼働状況 に関する情報を生成する。
1 より上のレベルは大量のログが生成されるので、問題解決の時にのみ 使用すべきである。 3 より上のレベルは開発者だけが利用するように設計されて おり、莫大な量のログデータが生成される。そのほとんどは非常に謎めいた内容 となっている。
このパラメーターの指定は、${prefix}/etc/smb.conf
ファイル中の、
log level パラメーターの
指定よりも優先する事に注意。
このパラメータはデバッグ出力を STDOUT にリダイレクトする。既定では、 すべてのクライアントはログを STDERR に出力する。
クライアントが必要とする詳細な設定を含むファイルを指定する。
このファイル中にある情報は、クライアントまたはサーバに対して
一般的であるか、あるいは、
client smb encrypt
のような、クライアント固有のオプションのみを提供することが
できる。詳細については ${prefix}/etc/smb.conf
を参照のこと。既定の
設定ファイルの名前はコンパイル時に決定される。
コマンドラインから smb.conf(5) オプション "<name>" に値 "<value>" を設定する。 これはコンパイル時の既定値と設定ファイルから読み込まれた オプションを上書きする。名前または値に空白が入っていた場合、 引用符で --option=name=value 全体を囲む。
ログ/デバッグファイルのベースディレクトリ名。拡張子
".progname"
が追加される (たとえば
log.smbclient, log.smbd など)。ログファイルは
クライアントによって削除されることはない。
終了時の talloc リークレポートを有効にする。
終了時の完全な talloc リークレポートを有効にする。
プログラムのバージョン番号を表示する。