名前

vfs_streams_xattr — 代替データストリームを POSIX の拡張属性に格納

書式

vfs objects = streams_xattr

説明

この VFS モジュールは samba(7) システムの一部である。

vfs_streams_xattr により NTFS の代替データストリームをファイルシステムに格納することが可能となる。 一般的な POSIX ファイルシステムは複数のデータストリームをファイルに付与する機能をサポートしていないため、 streams_xattr モジュールは、このデータを POSIX の拡張属性 (xattrs) に格納する。 この属性の名称は、user.DosStream."代替データストリーム名" である。プレフィックス "user.DosStream." は、モジュールオプション streams_xattr:prefix で変更可能だが、これは、SMB 拡張属性インタフェース上で代替ストリームも公開する ことに留意。

このモジュールを有効にして共有を行なうファイルシステムでは、拡張属性をサポートしている必要がある。

ほとんどのファイルシステムには、拡張属性のサイズに制約がある。 そのため、このモジュールは 、小さいゾーン情報のデータをストリームに格納する Internet Explorer のようなアプリケーションでは機能するが、 大量のデータを代替データストリームに格納するアプリケーションでは機能しないかもしれない。

オプション

streams_xattr:prefix = STRING

xattr に代替データストリームを格納する時に使われるプレフィックス名 で、user.DosStream.の既定値。これを変更すると、 SMB拡張属性インタフェース上の代替ストリームも公開することになる。

streams_xattr:store_stream_type = [yes|no]

タイプ "$DATA" の代替ストリーム用のxattr名が、 データストリームタイプ文字列 ":$DATA" が後ろにつくかどうか。 既定値はyesである。

streams_xattr:max xattrs per stream = NUM

1つの xattr のサイズが inode ごとの xattrs の全体サイズ よりも制限されているファイルシステムでは、このパラメータを 2 から 16 の間の数に設定すると、smbd は 1つの xattr に収まる サイズよりも大きなストリームを格納できる。たとえば、Linux は xattr ごとに 64 KBの制限があるが、XFS は inode ごとに それよりも多く格納できる。

単一の xatt rのサイズは、smb.confパラメータ smbd max xattr sizeによって制限される。

これは、代替データストリームごとに16 xattrs に制限される。

既定値は 1 であり、 この機能が導入される前の規定の動作と互換がある。

streams_xattr:ext_prefix = STRING

ストリームのオーバーフロー xattr を格納するときに 使用される名前接頭辞。既定値は、文字列 "Ext" が追加された streams_xattr:prefixである。 streams_xattr:prefixが "." で終了する場合、 "Ext" は "." の前に挿入される。

オーバーフロー xattr には、"user.DosStreamExt.0.ADS-NAME" に 続くパターンに従って名前が付けられる。

使用例

        [share]
	vfs objects = streams_xattr

著者

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、Andrew Tridgell によって作成された。現在 Samba は Samba Team に よって、Linuxカーネルの開発と同様のオープンソースプロジェクト として開発が行なわれている。

日本語訳

このマニュアルページは Samba 4.24.0 - 4.24.0 に対応する。

このドキュメントの Samba 4.2.0 - 4.24.0 対応の翻訳は

  • たかはしもとのぶ (monyo@samba.gr.jp)

  • 太田俊哉 (ribbon@samba.gr.jp)

によって行なわれた。