vfs_syncops — メタデータ操作を同期実行
vfs objects = syncops
この VFS モジュールは samba(7) システムの一部である。
ファイルシステムの中には(ジャーナルファイルシステムの場合も)、
電源が供給されなくなったときに、メタデータに対する操作がファイル
システム内に維持されることを保証し、大半のメタデータに対して
fsync() が実行されることを必要としているものがある。
クラスター化された Samba を含むノードフェイルオーバーシステムに参加しよう
としているクラスターファイルシステムにとって、このことは特に重要となる
ことがある。こういったファイルシステムに対して vfs_syncops
VFS モジュールは、メタデータに関する操作を安全に実行する方法を提供する。
このモジュールはスタック可能である。
vfs_syncops
VFS モジュールの性能は、close() 内の
fsync において低下することが多い。
syncops:onclose = no
を設定すれば、これを防ぐことが
できる。設定はグローバルと共有ごとのどちらでもよい。
ファイルシステムの中には、最終のデータが fsync() によって書き込まれさえすれば
よいものもあるので、この場合は syncops:onmeta = no
の設定を
行えば、このモジュールのメタデータ同期を無効にできる。
このオプションはグローバルと共有ごとのどちらでも設定できる。
syncops:disable = true
の設定を行えば、共有に対する
vfs_syncops
VFS モジュールの機能を完全に無効とすること
ができる。
[share] に対して syncops 機能を追加する。
[share]
path = /data/share
vfs objects = syncops
syncops:onclose = no