Name

vfs_readahead — カーネルバッファキャッシュをプリロードする

Synopsis

vfs objects = readahead

説明

このVFSモジュールは samba(7)システムの一部である。

このvfs_readahead VFS モジュールは 与えられたオフセット(既定値は16進で0x80000)の倍数としてread要求を検出する。 そしてreadaheadシステムコール(Linuxの場合)か、posix_fadviseシステムコールを用いて カーネルに通知し、このデータをプリフェッチして、バッファキャッシュに入れる。

このモジュールはWindows Vista クライアントがエクスプローラーでデータを読み込む際に 有用である。エクスプローラーは0x80000の倍数ごとに非同期ファイル読み込み要求をおこなう ため、このオプションが有用になる。

オフセットの倍数はreadahead:offsetオプションで指定する。既定値は 0x80000である。

vfs_readaheadで行われるディスクリード処理のサイズは readahead:length オプションで指定する。 このパラメータの既定値はreadahead:offsetと同一の値になる。明示的にに値が指定 されていなければ、readahead:offsetと同じ値が使用される。

このモジュールはスタッカブルである