日本 Samba ユーザ会 (Samba Users Group Japan)
Samba-JP News Release 20020502-1
各位
Samba 2.2.4がリリースされました
2002.05.02
日本Sambaユーザ会
Sambaチームは、Samba 2.2.4のリリースを発表すること誇りに思います。
(注意.日本語版ではありません。)
これはSambaの安定版リリースの最新のものになります。このバーションは、現在のバグに対応するため、業務に利用しているすべてのSambaサーバにおいて運用すべきバージョンです。
いくつかの修正と以下の内部改善がありました:
- Windows NT/2k/XPクライアント用のSPOOLSS印刷機能の改善および機能追加
- Sambaの共有上でAccessやFoxProのようなPCデータベースを運用することに関連するいくつかの修正
- SambaのVFSレイヤに見られる"Recycle Bin"(ゴミ箱) vfs モジュール内のいくつかの改善より詳細は、examples/VFS/READMEを参照してください
- Sambaのtdbのバックアップ/リストアにツール(tdbbackup)の追加
- winbind に顕著なスケーラビリティと堅牢性を与える継続的な改良
- SambaのMS-DFSサポートに関連するいくつかの修正
- Rpcclientの様々なプリンタコマンドの(再)動作
主なプラットフォーム用のバイナリパッケージは、まもなくリリースされるでしょう。ソースコードはリストされたミラーサイトから、ダウンロードすることができます。
samba-2.2.4.tar.gzやsamba-2.2.4.tar.bz2ファイルのmd5sumは、tarballsと同じディレクトリーのものを利用可能です。
Samba 2.2.4 の新機能 - 2002年5月2日
これはSambaの安定版リリースの最新のものになります。このバーションは、現在のバグに対応するため、業務に利用しているすべてのSambaサーバにおいて運用すべきバージョンです。
2.2.4の新しい/変更されたパラメータ
これらのパラメーターについてより詳細には、smb.conf(5)を参照してください。
追加/変更されたパラメータ
- csc policy
- inherit acls
- nt status support
- lock spin count
- lock spin time
- pid directory
- winbind use default domain
存在意義の低下したパラメータ
以下のパラメータは存在意義が低下したとみなされており、Samba 3.0では削除されるだろう。
- postscript
- printer driver
- printer driver file
- printer driver location
削除したパラメータ
なし
2.2.4の変更点
詳細は、SAMBA_2_2のcvsログを参照してください。
- smbpasswdに-cオプションの追加
- smbpasswdの内部コマンドラインオプションのパースの再動作
- 実験のpdb_tdb.cへの小さな様々なバグ修正
- PrinterOpen()で与えられたアクセスに基づいたspoolss RPCを強化
- [追加/削除/セット]形式のアクセスチェックを追加
- pam_smbpassのコンパイルを修正
- spoolss_connect_to_client()からのnetbiosセッション失敗時にsmbdクラッシュの修正
- SetPrinter() が devmode 構造体に値を格納できないロジックバグの修正
- set_printer_hnd_name()から拡張get_printer_snum()の呼び出しを削除
- big endianマシンからsmbpasswdに-Uを使用して、ドメイン参加の修正
- smb.confのlog levelをコマンドライン引数から上書き可能に
- 古いIPが存在している場合にWINSサーバーに1b名の登録の再試行を継続
- smbclient印刷がクラッシュするバグの修正
- config ファイルと driver ファイルが異なる際の 9x の PNP(プラグアンドプレイ)処理の修正
- testparmに正しいlog levelの値を表示させるよう修正
- SWATがすべてのlog level 情報を表示するように修正
- サーバーのGetPrinterData()フィールド検知の修正
- SetPrinterDataEx()ロジックエラーの修正
- smb_read_errorが設定されていない場合の設定
- unicode要求時の文字列の戻り値の修正
- applianceから印刷パフォーマンス修正のマージ
- lpqパースの修正
- tridgeのxcopy /o修正をHEADからバックポート
- プリンタ変更通知コードの修正(未完成)
- ドメインユーザーが表示されないものについてのパッチ
- SetPrinterData(magic key)にDEVMODEゼロ長のサポートを修正
- DCへ参照や接続する方法がすべて同一のロジックを使用してうまくいくことを確認
- 複数回のドメインログオン失敗を抑止するミューテックス・コードをマージ
- 0/0ロックの無視
- nmbd/smbdと同様に、コマンドラインでdebuglevelを指定できるように、winbinddを修正
- HEADからtdbbackupの更新
- solaris nssのtypoの修正
- HEADからロック変更のマージ
- vfsにPOSIX ACLレイヤを追加
- domain enumの戻り値の修正
- secrets.tdbへのMACHINE.SIDファイルを生成する用に修正
- バイナリの作成時に(動的に)-rdynamicが利用可能かどうかを確認するようにした
- "stat open"コードを削除。inline での記述に変更
- mp3名称変更バグの修正
- 古いWindows 9XマシンにおけるExplorer DFSの問題を修正
- OpenPrinter() opnum == 0x01のインプリメント
- まっとうでない Windows 2000 の open 操作に対応
- ログに"failed to marshall R_NET_SAMLOGON"メッセージが書かれることを防ぐ修正
- -rオプションの使用時smbpasswd内のローカルpasdbのチェックをしない
- "smbpasswd -j DOMAIN -r * -U Admin%XXXX"としたときに'*'というサーバーに接続しないように修正
- HEADからrpcclientコードのマージ
- 子プロセスを生む前にMACHINE.SIDの更新の完了を保証
- mkdirの悪いpathエラーを修正 mkdir \a\b\c\dは動作します。
- --with-vfsを削除 可能であれば常にビルドする
- 2.2のpsecを修正
- 接続管理コードのハンドルリークの修正
- ntステータスコードに移行した後、spoolssできなくする修正
- Shirishのクライアント側のキャッシュポリシーの変更を追加
- DEVICEMODEを解析する際の specversion を参照するようにする
- DEVICEMODEのプライベートのデータが4バイトの境界で終わらない場合のパースバグの修正
- オープンされているパイプが存在している際に、smbdをアイドル状態にしない
- Sambaサーバーに新しいドライバが追加された時、すべてのプリンタを循環しドライバへの1つの各境界のchange_idの割り当て
- smbclientはFIFOとしての動作許可(KDE ioslaveが必要)
- pdb_nisplus.cへ様々な更新
- 多くのドキュメントの細かい更新
- コンパイラの警告を削除
既知のバグ
Sambaの共有上でMS Access 2000の実行ファイルとAccessデータベースを提供していると、条件によってはデータの破壊が発生する可能性があります。このバグはSambaの共有上でデータベースが供給しているが、Accessの実行ファイルはクライアントのローカルファイルシステム上にある場合は、発生しません。このバグの原因は現時点では不明です。
2.2.3aのリリースノート
2.2.3aのニュースリリースを参照して下さい。
2.2.3のリリースノート
2.2.3のニュースリリースを参照して下さい。
2.2.2のリリースノート
2.2.2のニュースリリースを参照して下さい。
2.2.1aのリリースノート
2.2.1aのニュースリリースを参照して下さい。
2.2.1のリリースノート
2.2.1のニュースリリースを参照して下さい。
ダウンロードは、ftp://ftp.jp.samba.org/pub/samba/から行うことができます。
(ftp://ftp.samba.gr.jp/pub/samba/やhttp://ftp.samba.gr.jp/pub/samba/も使用可能です。)
本件に関するお問い合わせ
日本Sambaユーザ会 広報担当: (press@samba.gr.jp)
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2011-12-19 01:17:47 JST 更新
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